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【読書記録】小さいわたし

読書
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益田ミリさんの「小さいわたし」は、忙しい日常の中でふっと忘れていた「幼い自分」を思い出させてくれる1冊でした。

やわらかいイラストと言葉でつづられるのは、益田ミリさん自身の子ども時代の何気ない日常。

大人になった今では見過ごしてしまいそうな小さな出来事や感情が、丁寧に描かれています。

子どもだけが持っている視線や、そのときしか感じられない心の声あったり、
あの頃の世界の大きさなど、読み進めるほどに「ああ、そうそう!」と頷きたくなる瞬間がいくつもありました。

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読んで思い出した、息子の「洗車」時間

この本を読んで、思い出したのはミニカーが大好きな息子のこと。

新しいミニカーを手に入れると、必ずと言っていいほどお風呂に持ち込みます。笑
自分の体についたモコモコの泡を小さな手ですくって、優しく洗ってあげる。

「買ったばっかりなのに…なんで?」

母としては少し不思議に思いますが、息子はニコニコして当然のように「洗車してキレイにしてるんだよ?」と得意げに話します。

その姿を見て、ふっと思い出しました。私も子どもの頃、お人形をお風呂に入れて遊んでいたことを。

子ども目線になると「そりゃそうだよね」と思えるし、それが小さな世界での「大事な出来事」だったことにも気づきました。

子どもの声に耳を傾けたくなる本

おとなになると今日のことを忘れてしまうのかな。そうだとしたら、すごくいやだ。

小さいわたし/益田ミリ

「小さいわたし」を読みながら、今の私が母としてできていること、そして忘れがちなことを改めて考えました。

子どもにとっては、大人には些細に見えることも「大きな出来事」だったり、大冒険だったりするということ。

「なんで?」「どうして?」と、気になって仕方のないことが、心の中にたくさんあるということ。

そのひとつひとつに寄り添える母でありたいなあと、改めて考えることができました。

おわりに

「小さいわたし」は、忙しい毎日を送る私たちに、ふっと幼い頃の純粋な声を届けてくれる本です。

そして、子育て中の私は、読み終えたあと「子どもの声や気持ちをもっと丁寧に受け止めたい」、そんな気持ちが自然と芽生えていました。

寝る前の静かな時間にそっと開いてほしい1冊。
幼い頃の自分をやさしく抱きしめたくなるような、気持ちにさせてくれます。

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